子どもらに童話を語り聞かせる口演童話家として知られ、「日本のアンデルセン」と呼ばれた久留島武彦(1874~1960)。その足跡を新聞記事でたどる資料集が出身地の大分県玖珠町と町教育委員会によって刊行された。韓国・釜山出身の一人の研究者が思いを込めてまとめた。
久留島は晩年まで口演行脚に心血を注ぎ、各界の著名人に影響を与えた。日本にいち早くボーイスカウト運動を紹介し、青少年教育にも熱心だった。幼稚園の経営者、新聞記者など幅広い分野で活躍。「継続は力なり」という格言の生みの親でもある。
玖珠町でこの春、開館5周年…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル